インターネット接続とは
ブロードバンドインターネット接続とは、通信速度が高速なインターネット接
続サービスを指す。日本では、通信速度(スループット)が2006年現在おおよ
そ下り1Mbps以上のときに、こう呼ばれることが多いが、明確な線引きは無い。
比較的低速なダイヤルアップ接続や一部のPHSなどを「ナローバンド」と称し
ているが、これに比較して大幅に高速な場合に、「ブロードバンド」と称され
る事が多い。
ブロードバンドインターネット接続は、単にブロードバンド、ブロードバンド
接続、ブロードバンド回線等と呼ばれることが多く、また、高速インター
ネット接続などとも呼ばれる。
高速回線はISDNが登場した時から存在しており、当時の速度は512kbpsから1.5
Mbps程度、特殊なケースで6Mbpsから数十Mbpsのデジタル回線(光ファイ
バー)で、回線料金や接続料金が高価(月額数十万円以上)であった為、大企
業やコンピューター関連企業でしか利用されることはなかった。一般の個人利
用者は、アナログモデムやISDNによる低速(数十kbps~128kbps程度)・時間従
量制のダイヤルアップ接続サービスを利用するしかなかった。
これら一般利用者の強い不満を受けて、既存の電話線(金属電線・メタリック
回線)で、従来使用していた電話よりも広い帯域を用いることで高速の信号が
伝送できる技術(ADSL)が実用化され、インターネット接続サービス向けに利
用できるようになった。また、ほぼ同時期に、ケーブルテレビ(CATV)の伝送
線(同軸ケーブルなど)を用いたインターネット接続サービスも開始された。
それに少し遅れて、2003年頃からは、光ファイバーを直接・間接にユーザ個宅
まで引き込むFTTH・FTTxも普及を始めた。
これら手頃な価格で導入できるようになった高速回線を、それぞれの通信事業
者などがブロードバンド回線と呼んで一般消費者・小規模事業所向けに激しく
売り込んだのが、ブロードバンドという用語が広まった所以である。わかりや
すく単に高速回線と呼ぶ場合もあったと思われるが、結果的にはブロードバン
ドという(比較的専門的色彩の強い)用語が広く普及した。
ブロードバンドによるインターネット接続は、課金体系が、電話・ISDN回線に
よる従来のダイヤルアップ接続の従量制とは異なり、当初から定額制で提供さ
れ、通信料金や時間帯を意識せずに利用できるため、普及とともにインターネ
ットの利用形態自体が変化してきた。
また、高速・常時接続である事を生かしたIP電話サービス、さらには動画像の
ような大容量のデータを短時間に送受信可能になった事によるビデオオンデマ
ンドサービスなど、新しいサービスが普及し始めている。
無線によるブロードバンド回線(無線LAN、第三世代携帯電話、高度化PHS(W-O
AM)、無線アクセスなど)も研究・開発され、一部はサービス開始されている。